人から聞いた話を、自分がオリジナルにかんがえた話のように伝えてしまうことがあります。
自分を本物らしく見せたいというつよい欲求があるのです。
逆にいえば、自分は本物ではないという内側からの声にいつも苦しめられています。
なにが本物でなにが本物でないのか、なにが自分自身のことで、なにが自分の外側のことなのか、それを見極めるのはとても骨の折れるむずかしいことです。
しかし、そのことによってたとえ自分が築きあげてきたすべてのものを失ってしまうとしても、いつかは本物の自分自身に立ちもどりたいという願いがあることにもまた、気づいています。
マインドフルの練習(364)
日記をつけている人なら日記を、手帳を持っている人なら手帳を見て、この一年間を振り返ってみましょう。
なにも記録していない人なら、カレンダーを見たり、メールの記録をさかのぼるのもいいでしょう。
そこにあるのはあなたの「過去」の記録や記憶です。
そのできごとは、いまこの瞬間にはもう存在しません。
いまこの瞬間の呼吸とあなた自身の身体、存在を思いだし、いまの自分の存在にもどりましょう。
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