そのことがいまの文明を築いたといえますが、個人の生活についていえばそのことがさまざまな不幸をもたらす要因になっているともいえます。
その証拠に、思考のない動物には幸も不幸もありません。
ただその瞬間に存在し、自分に必要なこと、快適なことをもとめ、危険なことや不快なことを避けようという行動があるだけです。
私たちも社会から離れて生きていけない以上、さまざまな思考の必要にせまられますが、それが過度になると不幸になりますし、思考そのものにとらわれて自分を見失ってしまいます。
マインドフルの練習(357)
なにか不安なことがあったとき——だれかから嫌なことをいわれたり、予期せぬことが起こったり——、呼吸が早くなったり、動悸が激しくなる経験はだれもがあると思います。
もしそういう状態になったとき、あえて呼吸と動悸に注目する練習をしてみましょう。
いつものよりどのくらい呼吸が早くなっているのか、脈拍が早くなっているのか、実際に数えてみるのです。
そういう状態のときはそんな余裕はないかもしれませんが、もしできたとしたら、ずいぶん落ちつけるはずです。
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