2014年5月1日木曜日

マインドフルな5月1日

人は自分の身体のことを自分でわかっていると思っていますが、はたしてそうでしょうか。
身体の状態は感覚神経をとおして信号として脳に送られ、「こんな状態」というバーチャルなイメージとして脳内に再構築されます。
そのイメージが実際の身体の状態と一致しているかどうかは、なかなか確かめるすべがありません。
私たちは往々にして、自分がイメージしている身体の状態と、実際の身体状況のずれを生んでいます。
そのずれを知るには、実際に動いてみるしかありません。

マインドフルの練習(124)
目の前に鉛筆(ペンでもいいですが)を一本と紙を一枚置きます。
まず鉛筆を「つかもう」と思ってからおもむろにつかんでみてください。
そのときの身体の動きを緻密に観察しておきます。
つぎに、紙になにかを「描こう」と思って鉛筆をつかみます。
先ほどと比べてなにか身体の動きのようすに変化はありましたか?
非常に微細な変化ではありますが、このふたつの動作には決定的に質の差異があるのです。

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