2012年10月6日土曜日

10月6日


◎今日のテキスト

 従来は貞操という事を感情ばかりで取扱っていた。「女子がなぜに貞操を尊重するか。」こういう疑問を起さねばならぬほど、昔の女は自己の全生活について細緻《さいち》な反省を下すことを欠いていた。女という者は昔から定められたそういう習慣の下に盲動しておればそれで十分であると諦《あきら》めていた。
 けれども今後の女はそうは行かない。感情ばかりで物事を取扱う時代ではなくなった。総《すべ》てに対して「なぜに」と反省し、理智の批判を経て科学的の合理を見出《みいだ》し、自己の思索に繋《か》けた後でなければ承認しないという事になって行くであろう。
 ——与謝野晶子「私の貞操感」より

◎一日二食

 私は三食ではなく、一日二食で生活している。
 というとたいていの人からは驚かれるのだが、江戸時代より以前はだれもが一日二食だった、という話もある。そして私も基本的にそれで不都合なく生活できている。
 二食のタイミングだが、朝と昼だ。夜は食べない。食べてもごく軽いものにしている。
 朝は玄米ご飯、みそ汁、あとは納豆とかおひたしとか酢の物。昼は比較的がっつりと、夕飯なみにしっかりと食べる。間食はしない。まれにしても、自前で作っているヨーグルトとフルーツくらい。
 それで体重が減るどころか、油断するとそれでも増えてしまうから、案外身体は燃費がいい。

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