2012年10月16日火曜日

10月16日


◎今日のテキスト

 半生を放浪の間に送って来た私には、折にふれてしみじみ思出される土地《ところ》の多い中に、札幌の二週間ほど、慌しい様な懐かしい記憶を私の心に残した土地は無い。あの大きい田舍町めいた、道幅の広い物静かな、木立の多い洋風擬《まが》いの家屋の離ればなれに列んだ――そして甚《どんな》大きい建物も見涯のつかぬ大空に圧しつけられている様な石狩平原の中央《ただなか》の都の光景《ありさま》は、ややもすると私の目に浮んで来て、優しい伯母かなんぞの様に心を牽引《ひきつ》ける。一年なり、二年なり、何時かは行って住んで見たい様に思う。
 ――石川啄木「札幌」より

◎体幹をひねる(二)

 内臓やその周辺の細い血管やリンパ管には、古い血液やリンパ液がよどんでいる。とくに身体をあまりうごかさずない生活をしているとよどみやすくなる。
 体幹をひねることで、これらのよどんだ体液を細い血管やリンパ管から太い血管・リンパ管へと押しだす。ひねった身体をもとにもどすと、今度は太い血管・リンパ管から細い血管・リンパ管へ新鮮な血液やリンパ液が流れこむ。デトックス効果を期待できる。
 体幹をひねるストレッチは、呼吸法とともにぜひ習慣化したいものだ。

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