◎今日のテキスト
秋の夕日に照る山もみじ
濃いも薄いも数ある中に
松をいろどる楓《かえで》や蔦《つた》は
山のふもとの裾模樣《すそもよう》
溪《たに》の流に散り浮くもみじ
波にゆられて はなれて寄って
赤や黄色の色さまざまに
水の上にも織る錦《にしき》
――高野辰之「紅葉《もみじ》」より
◎体幹をひねる(一)
音読療法では呼吸法をやる前に全身をほぐしリラックスするために軽くストレッチをやることがある。このストレッチのなかでも身体をひねる(ねじる)ストレッチはさまざまな効果が期待できるので、積極的にやることをおすすめしたい。
両足を肩幅くらいに開いてリラックスして立ち、両手をあげて指を頭のうしろで組み合わせ、肘を左右にまっすぐに張る。その状態で、息を吐きながらゆっくりと身体を左にひねっていく。真後ろを向くつもりで。これ以上ひねることができないと位置までひねって息を吐ききったら、そこで静止し、あとは自然呼吸で三十秒くらいそのポーズをキープする。
三十秒たったら、ゆっくりとひねりをといて元の位置にもどり、さらにそのまま今度は右後ろへとひねっていく。
体幹をひねるストレッチだが、これはさまざまな効果が期待できる。
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