2014年4月17日木曜日

マインドフルな4月17日

展覧会などで絵を見るとき、私たちはそこに「なにが描かれているか」を見ようとします。
風景なのか静物なのか、あるいは裸婦なのか。
近代の作品になり、輪郭がぼやけたり、写実的でなくなったり、あるいは抽象絵画になったとしても、そこになんらかの自分が見覚えのある「なにか」を見つけようとします。
じつは絵画表現にとって、描かれている「なにか」は重要ではないのです。
表現にとって重要なのは、「なにが描かれているか」ではなく、それが「どう描かれているか」なのです。

マインドフルの練習(110)
ケータイやスマートフォンを持ってメールしたりゲームしている人は、例外なくマインドレスだといっていいでしょう。
それを逆手に取った練習をしてみましょう。
スマホなどを手に持ち、しかしなにも表示させずに、その画面を見ながら、自分の呼吸を思いだします。
あたかもスマホに熱中している人のようなふりをしながら、じつは自分の呼吸に集中し、自分の身体や自分全体のありように気づきつづけられるかどうか、試みてみましょう。

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