◎今日のテキスト
あれ、松虫が鳴いている。
ちんちろちんちろ、
ちんちろりん。
あれ、鈴虫も鳴き出した。
りんりんりんりん、
りいんりん。
秋の夜長を鳴き通す、
ああ、おもしろい虫のこえ。
きりきりきりきりこほろぎや、
がちゃがちゃがちゃがちゃ、
くつわ虫、
あとから馬おいおいついて、
ちょんちょんちょんちょん、
すいっちょん。
秋の夜長を鳴き通す、
ああ、おもしろい虫のこえ。
——文部省唱歌「虫のこえ」
◎自分の声(一)
音読療法や朗読体験に来られる方のほとんどが「自分の声が嫌い」という。自分の声が好きという方はめったにおられない。百人のうち数人いるかいないか、という印象だ。
しかしそれは当然のことで、自分が聴いている自分の声は、他人が聴いている自分の声とはかなり違っている。録音するなどして自分の声を客観的に聴く機会があると、たいていは「変な声!」と思ってしまうのだ。
それにはちゃんと理由がある。
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