2012年9月6日木曜日

9月6日


◎今日のテキスト

 あれ、松虫が鳴いている。
 ちんちろちんちろ、
 ちんちろりん。
 あれ、鈴虫も鳴き出した。
 りんりんりんりん、
 りいんりん。
 秋の夜長を鳴き通す、
 ああ、おもしろい虫のこえ。

 きりきりきりきりこほろぎや、
 がちゃがちゃがちゃがちゃ、
 くつわ虫、
 あとから馬おいおいついて、
 ちょんちょんちょんちょん、
 すいっちょん。
 秋の夜長を鳴き通す、
 ああ、おもしろい虫のこえ。
 ——文部省唱歌「虫のこえ」

◎自分の声(一)

 音読療法や朗読体験に来られる方のほとんどが「自分の声が嫌い」という。自分の声が好きという方はめったにおられない。百人のうち数人いるかいないか、という印象だ。
 しかしそれは当然のことで、自分が聴いている自分の声は、他人が聴いている自分の声とはかなり違っている。録音するなどして自分の声を客観的に聴く機会があると、たいていは「変な声!」と思ってしまうのだ。
 それにはちゃんと理由がある。

0 件のコメント:

コメントを投稿