2012年9月11日火曜日

9月11日


◎今日のテキスト

 たけのこは はじめ じびたの したに いて、あっち こっちへ くぐって いく もので あります。
 そして、あめが ふった あとなどに ぽこぽこと つちから あたまを だすので あります。
 さて、この おはなしは、まだ その たけのこが じびたの なかに いた ときの ことです。
 たけのこたちは とおくへ いきたがって しようが ないので、おかあさんの たけが、
「そんなに とおくへ いっちゃ いけないよ、やぶの そとに でると うまの あしに ふまれるから」
と しかって おりました。
 しかし、いくら しかられても、ひとつの たけのこは どんどん とおくへ もぐって いくので ありました。
 ——新美南吉「たけのこ」より

◎眠れない夜は

 自分は夜すぐに眠れるけれど、友だちがなかなか眠れなくて睡眠導入剤を使ったりしているので、なにかいい方法はないか、という相談を受けた。
 音読療法の呼吸法、とくにボトムブレッシングは、副交感神経を優位にして睡眠導入に有効なこと、また反芻思考を断ちきることにも有効なことを伝え、その方法を教えた。といっても、とても簡単な呼吸法だ。シンプルな呼吸法だが、身につければ睡眠時にかぎらず、パワフルなストレスマネジメントの方法にもなる。
 睡眠導入がうまくできずに、悶々としていたり、お酒をやめられなかったり、睡眠導入剤に頼ったりする人がとても多い。副交感神経を優位にする呼吸法、呼吸の観察による反芻思考の切断とマインドフルネスの実践で、快適な睡眠を手にいれてほしい。

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