◎今日のテキスト
更け行く秋の夜《よ》 旅の空の
わびしき思いに 一人悩む
恋しや故郷《ふるさと》 懐かし父母《ちちはは》
夢路にたどるは 故郷《さと》の家路
更け行く秋の夜 旅の空の
わびしき思いに 一人悩む
窓うつ嵐に 夢も破れ
遥《はる》けき彼方に 心迷う
恋しや故郷 懐かし父母
思いに浮かぶは 杜《もり》の梢《こずえ》
窓うつ嵐に 夢も破れ
遥けき彼方に 心迷う
——オードウェイ「旅愁」(犬童球渓《いんどうきゅうけい》・訳)
◎カツゼツの話(二)
カツゼツの「良い/悪い」、つまりくっきりとエッジの立った日本語発音を決めるのは、ひとつには発音のための筋肉の動きの「俊敏さ」と「正確さ」がある。
では、ことばを発音するとき、どの筋肉が使われているのだろうか。
「あいうえお」の母音を作るのは口の形そのものだ。外側から見た形のほかに、口の内側の形も影響する。これらの「形」を作るための筋肉がまず問題になる。
次に、子音を作るためのおもに舌の位置や動きが重要だ。たとえば「か」という音節を発音するとき、どの筋肉がどのように動いているのだろうか。
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