◎今日のテキスト
証 証 証城寺
証城寺の庭は
ツ ツ 月夜だ
みんな出て 来い来い来い
己等《おいら》の友達ア
ぽんぽこぽんのぽん
負けるな 負けるな
和尚さんに負けるな
来い 来い 来い 来い来い来い
みんな出て 来い来い来い
証 証 証城寺
証城寺の萩は
ツ ツ 月夜に花盛り
己等《おいら》は浮かれて
ぽんぽこぽんのぽん
——野口雨情「証城寺の狸囃子」
◎報酬主義の危険性(二)
経済優先主義の現代社会では、すべての行為が金銭価値に換算されてしまう。
なにか資格を取る(ボイスセラピストを含む)ことでどれほどの収入を得られるのだろうか。この仕事でどのくらいの収入を得ていて、そのことが価値を持っていると考えられているのか。
だれかのために心をくだいてやっている行為(たとえば家事や介護)も、それが報酬を得られないものであるとき、軽んじられてしまう傾向はないだろうか。
だとしたら、収益を生まない行為は価値がないのだろうか。生産性のない子どもやお年寄りは、この世に存在する意味がないのだろうか。
一見生産性のない人を大切にできる社会こそ、豊かな社会なのではないかと私は思う。
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