2012年9月24日月曜日

9月24日


◎今日のテキスト

 雲が重苦しく空に低くかかった、もの憂《う》い、暗い、寂寞《せきばく》とした秋の日を一日じゅう、私はただ一人馬にまたがって、妙にもの淋《さび》しい地方を通りすぎて行った。そして黄昏《たそがれ》の影があたりに迫ってくるころ、ようやく憂鬱《ゆううつ》なアッシャー家の見えるところへまで来たのであった。どうしてなのかは知らない――がその建物を最初にちらと見たとたんに、堪えがたい憂愁の情が心にしみわたった。堪えがたい、と私は言う。なぜならその感情は、荒涼とした、あるいはもの凄《すご》い自然のもっとも峻厳《しゅんげん》な姿にたいするときでさえも常に感ずる、あの詩的な、なかば心地よい情趣によって、少しもやわらげられなかったからである。
 ——エドガー・アラン・ポー「アッシャー家の崩壊」(佐々木直次郎・訳)より

◎舌の筋肉を鍛える(一)

 カツゼツの衰えをふせぐためには、舌の筋肉を鍛えることが有効だ。その方法のひとつを紹介する。
 唇を閉じたまま、舌を唇の内側に突き出す。上の前歯の歯茎の根元まで舌先を伸ばす。見た目はちょっと間抜けな表情になってしまうかもしれない。いわゆるモンキー的な顔つきになる。
 そのまま上前歯の歯茎を舌先でゆっくりなぞっていくのだ。最初は左回りにしてみよう。右回りでもかまわない。ゆっくりと、二秒で歯一枚分くらい移動するくらいの速度で、歯茎を舌先でなぞっていく。
 しばらくすると、舌先は奥歯に達し、さらに奥歯の一番奥の頬の内側の突き当たりの部分に達する。そうしたら、今度は舌先を奥歯の下側に転じ、下の奥歯の歯茎の付け根をなぞっていく。今度は左から右へ、奥歯から前歯、そしてまた右の奥歯へ。
 右の奥歯の下の突き当たりまで行ったら、舌を上の右奥歯に転じ、右奥歯からふたたび上前歯の歯茎の付け根まで戻ってくる。これで半分。
 今度は左回りに同じことをやる。これでワンセット。これを日に三セットくらいやる。

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