◎今日のテキスト
ますぐなるもの地面に生え、
するどき青きもの地面に生え、
凍れる冬をつらぬきて、
そのみどり葉光る朝の空路に、
なみだたれ、
なみだをたれ、
いまはや懺悔をはれる肩の上より、
けぶれる竹の根はひろごり、
するどき青きもの地面に生え。
——萩原朔太郎「竹」
◎「いまここ」を生きるのは将来設計がないこととは違う
マインドフルに「いまここ」に集中するのは、将来のことをなにも考えないことではないし、過去に学ばないことでもない。
「いまここ」にいる自分がなにを感じ、なにを大切にしているかということにつねに意識を向けることで、いまこの瞬間自分がなにをしたいのか、どのようにありたいのかを決定する根拠ともなる。それがわかれば、計画は自然に生まれてくる。また、過去に学んで次はどうすればよいのかも自然にわかってくる。
恣意的にあれやこれや都合やらなにかの枠組みのなかで計算的に計画や人生設計を作るのではない、ということだ。
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