2012年3月12日月曜日

3月12日

◎今日のテキスト

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。されば天より人を生ずるには、万人は万人みな同じ位にして、生まれながら貴賤上下の差別なく、万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの物を資《と》り、もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。されども今、広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥との相違あるに似たるはなんぞや。
——福沢諭吉「学問のすすめ」より

◎副交感神経を優位にさせる呼吸

副交感神経が優位になると、深くゆったりとした呼吸が現れる。そのとき使われている呼吸のために、胸から上の筋肉ではなく、横隔膜より下の筋肉が使われている。横隔膜より上の筋肉も、外肋間筋と内肋間筋がゆるやかに胸郭の膨張と収縮のために動いてはいるが、深くゆったりした呼吸では横隔膜を筆頭に、下腹部の深層筋がゆるやかに動いている。
これを逆に利用して、下腹部の深層筋を意識してゆっくりと深い呼吸を作ることで、副交感神経を活性化することができる。
前に書いた「ボトムブレッシング」がそれにあたるが、実際にやってみるとわかるように、眠くなる、お腹がグーグーいう、などの身体的現象が明らかになる人が多い。これは副交感神経が優位になった証拠である。便秘の症状が改善した、という報告を何人かから受けている。

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