◎今日のテキスト
春の小川は さらさら行くよ
岸のすみれや れんげの花に
すがたやさしく 色うつくしく
咲けよ咲けよと ささやきながら
春の小川は さらさら行くよ
えびやめだかや 小ぶなのむれに
今日も一日 ひなたでおよぎ
遊べ遊べと ささやきながら
——高野辰之「春の小川」
◎評価を気にせず歌う
声を出してなにかを読んだり、歌をうたったりするのは、気持ちがいいものだ。しかし、ひと前でそれをやろうとすると、臆した気分になってしまう人がほとんどだろう。なぜなら、人は他人の評価を気にするように育ってしまうからだ。
下手だと思われないだろうか、笑われないだろうか、上手に思われたい、といった評価を気にして、本来持っていたはずののびのびした表現ができなくなってしまう。
ときには子どものころのだれの眼も気にしないのびのびした気分になって、自由に読んだり歌ったりしてみてはどうだろうか。
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