自分にはとうていできない技能を発揮する世界のトップレベルのアスリートが一同につどい、競い合ったり戦ったりするのは、たしかに一種の快楽があります。
しかし、彼らが自分よりすぐれた人間だから感動するのでしょうか。
彼らが自分よりすぐれている、また競い合った結果さらにそのなかでよりすぐれた人間にメダルを与える、といった行為は、人が作りだした社会的価値観です。
個人の価値観とはなんの関係もありません。
逆に、人より能力が劣った者をそう規定してさげすむのもまた、作られた社会的価値観にもとずいた行為です。
マインドフルの練習(47)
テレビを観ていて、ふとトイレに立ちたくなる、お茶を飲みたくなる、用事を思いだす、など、テレビを観ることを中断することがよくあります。
そういうとき、テレビの前から立ちあがったら同時に、自動的に、自分の呼吸を思いだしてみましょう。
立ちあがり、ちょっと立ちどまって、呼吸に目を向けてみます。
自分がいまどのような呼吸をしていたのか思いだし、いまの呼吸を観察し、できれば深くゆっくりとした呼吸をしてやって、どこかに行っていた自分の意識を自分自身の身体のなかに呼びもどしてやりましょう。
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