2014年1月17日金曜日

マインドフルな1月17日

人がなにかを聞くとき、聞いているようでいて聞いていないことが多いのです。
たとえば「チーン」というおりんの音を聞くとき、頭のなかにはすぐにさまざまな思考が湧いて出てきます。
さまざまな思い出、連想、回想、想像、そういった言語思考が生まれて、すでに音そのものを聞いていません。
そうではなく、思考をできるだけ追いだし、音そのものを味わうこと、身体全体で音の感じを受けとり、いまここの自分がどのようにその音を感じているのかを味わうこと。
それがマインドフルネスのよい練習になります。

マインドフルの練習(17)
持続する音が鳴るものを用意します。
できれば音が減衰していくものがよいでしょう。
ピアノでもおりんでも瓶でもいいのですが、それを前に置きます。
静かにすわって呼吸に意識を向け、ととのえます。
音を鳴らします。
音を身体にしみこませることだけに意識を向け、思考を追いやります。
思考が生まれてきたら、また自分の身体に意識を集中させて音を鳴らします。
それを繰り返します。

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