2012年8月29日水曜日

8月29日

◎今日のテキスト

 十一月一日 晴、行程七里、もみぢ屋という宿に泊る。

――有明月のうつくしさ。
今朝はいよいよ出発、更始一新、転一歩のたしかな一歩を踏み出さなければならない。
七時出立、徳島へ向う(先夜の苦しさを考え味わいつつ)。
このあたりは水郷である、吉野川の支流がゆるやかに流れ、蘆荻が見わたすかぎり風に靡いている、水に沿うて水を眺めながら歩いて行く。
 ——種田山頭火『四国遍路日記』より

◎音読療法協会がめざすもの(一)

スタートしてまだ一年あまりというとても若い組織だが、活動の場を積極的に求め、ひとりでも多くの人に音読療法の利便性を知ってもらおうと努力している。
現在は、老人ホームや小中学校での音読ワーク、東北の被災地支援としての音読ケア、個人セッションなどを中心に、ボイスセラピストの活動の場が徐々に広がりつつある。
まだまだ知名度は低いが、音読療法という方法がすべての方のフィジカル/メンタル両面の健康維持や回復に役立ったり、このストレスフルな社会で生き抜いていくための強力なスキルとして役立つことが実証されている。

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