2012年8月13日月曜日

8月13日


◎今日のテキスト

 むかし、むかし、あるところに、ちいちゃいかわいい女の子がありました。それはたれだって、ちょいとみただけで、かわいくなるこの子でしたが、でも、たれよりもかれよりも、この子のおばあさんほど、この子をかわいがっているものはなく、この子をみると、なにもかもやりたくてやりたくて、いったいなにをやっていいのかわからなくなるくらいでした。それで、あるとき、おばあさんは、赤いびろうどで、この子にずきんをこしらえてやりました。すると、それがまたこの子によく似あうので、もうほかのものは、なんにもかぶらないと、きめてしまいました。そこで、この子は、赤ずきんちゃん、赤ずきんちゃん、とばかり、よばれるようになりました。
 ——グリム兄弟「赤ずきんちゃん」(楠山正雄・訳)より

◎姿勢筋にがんばってもらって楽をする

 しゃべったり朗読したりするときに、どうも自分の声が届きにくい、響きがわるい、こもった感じがする、という印象を抱いている人がかなりいる。そういう人のようすを観察すると、たいてい座っていても立っていても骨盤が傾いて脊椎がのびやかに立っていないことがある。
 脊椎が立っていないとき、つまり骨盤が後ろ側に倒れているとき、腹部が縮んで圧迫され、横隔膜の動きが抑制されている。呼吸が浅くなり、緊張が声に現れてしまう。
 脊椎を立てて姿勢をまっすぐにしたとき、呼吸は逆に楽になり、声はリラックスして柔らかな響きが生まれる。

2 件のコメント:

  1. 「赤ずきんちゃん』楠山正雄・訳‥‥これ、ほんとに朗読liveにしてこどもたちに一文ずつ読んでってもらったらすごく楽しそう☀‥‥♬音読・群読エチュードの表紙の写真がかわいくてぐるぐる回して見ました‥‥できたてほやほや!!!⤴

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  2. 子どもたちとの朗読ライブも楽しそうですよね。
    いつか合同ワークショップができたらいいなあ。って、いつも小学校でやってるけど。

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