2012年5月4日金曜日

5月4日

◎今日のテキスト

 時は夏でございますし、処《ところ》は山の絶頂でございます。それでここで私が手を振り足を飛ばしまして私の血に熱度を加えて、諸君の熱血をここに注ぎ出すことはあるいは私にできないことではないかも知れません、しかしこれは私の好まぬところ、また諸君もあまり要求しないところだろうと私は考えます。それでキリスト教の演説会で演説者が腰を掛けて話をするのはたぶんこの講師が嚆矢《こうし》であるかも知れない(満場大笑)、しかしながらもしこうすることが私の目的に適《かな》うことでございますれば、私は先例を破ってここであなたがたとゆっくり腰を掛けてお話をしてもかまわないと思います。これもまた破壊党の所業だと思《おぼ》し召されてもよろしゅうございます(拍手喝采)。
 ——内村鑑三「後世への最大遺物」より

◎表層筋と深層筋

 身体の表面に近い部分にある筋肉は表層筋と呼ばれ、白筋もしくは速筋という種類の筋肉である。その色から白筋と呼ばれている。また収縮が速いので速筋といわれる。すばやく、強く動く筋肉だが、持続力には欠ける。
 身体の奥のほうにある筋肉は深層筋(コアマッスル)と呼ばれ、赤筋もしくは遅筋という種類の筋肉である。その色から赤筋と呼ばれているのだし、収縮速度は遅いが持続力があるという特徴がある。
 表層筋は高い負荷をかけることで鍛えることができるが、深層筋は低負荷で持続的な運動で鍛える。有酸素運動などが効果的だ。そのほかに、ストレッチやヨガ、武道なども深層筋を鍛えるにはいい。
 呼吸筋の多くや姿勢筋は深層筋であることが多いので、音読療法においては深層筋を鍛えることを意識する。

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