2012年6月14日木曜日

6月14日

◎今日のテキスト

 むかしある国の田舎にお金持の百姓が住んでいました。百姓には兵隊のシモン、肥満《ふとっちょ》のタラスに馬鹿のイワンという三人の息子と、つんぼでおしのマルタという娘がありました。兵隊のシモンは王様の家来になって戦争に行きました。肥満《ふとっちょ》のタラスは町へ出て商人になりました。馬鹿のイワンと妹のマルタは、家《うち》に残って背中がまがるほどせい出して働きました。兵隊のシモンは高い位と広い領地を得て、王様のお姫様をお嫁さんに貰いました。お給金もたくさんだし領地から上《あが》る収入《みいり》も大したものでしたが、彼はそれを、うまくしめくくっていくことが出来ませんでした。おまけに主人がもうけたものをお嫁さんが滅茶に使ってしまうので、いつも貧乏していなければなりませんでした。
 ——トルストイ「イワンの馬鹿」(菊池寛・訳)より

◎いろいろなセラピー

 セラピーはなにかの病理を治療・治癒する施術のことで、さまざまなものがある。〇〇療法や〇〇テラピーとも称される。
 音楽療法、アロマテラピー、森林セラピー、アートセラピー、ふっとセラピー、断捨離セラピー、ヒプノセラピー、カラーセラピー、アニマルセラピー、その他たくさんの種類がある。
 音読療法=ボイスセラピーもその一種だが、もちろん独自の方法論と特徴がある。
 このような補完医療は、現代社会において今後ますます重要な位置を占めていくものと予想される。

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