2012年4月5日木曜日

4月5日

◎今日のテキスト

 仰げば尊し、わが師の恩。
 教の庭にも、はやいくとせ。
 おもえばいと疾し、このとし月。
 今こそわかれめ、いざさらば。

 互いにむつみし、日ごろの恩。
 わかるる後にも、やよわするな。
 身をたて名をあげ、やよはげめよ。
 今こそわかれめ、いざさらば。

 朝ゆうなれにし、まなびの窓。
 ほたるのともし火、つむ白雪。
 わするるまぞなき、ゆくとし月。
 今こそわかれめ、いざさらば。
 ——文部省唱歌「仰げば尊し」

◎だれかから嫌なことをいわれたとき(後)

 だれかから嫌なことをいわれて傷ついたり嫌な気分になったとき、まずは自分に共感を向けること。それができたら、次にできるのは、相手に共感を向けることである。
 だれもがなにかを行なったりいったりするとき、必ずその背後にはその人の「ニーズ」がある。理由なく行動する人はいない。その理由が自覚しているか、自覚できていない無意識からによるものかの違いはあるにせよ。
 相手がなにかいってきた、その理由(ニーズ)にフォーカスしてみる。興味を持つ、といいかえてもいい。相手が自分に対してそんな言葉をいってきたのは、どういう理由によるものなのか、好奇心を発動できればこちら側の問題はほとんど解決している。そのときそれは自分の問題ではなく、相手側の問題になっているからだ。
 自分が傷ついて落ちこむのではなく、相手に興味を向けることで関係性を前に進めていくことができる。

2 件のコメント:

  1. 「仰げば尊し」と「山椒の粉」の組み合わせが
    意外な感じで、いいですね。
    今日の初一人笑いをしてしまいました(笑)

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  2. いわれてみればおかしな組み合わせですね。
    組み合わせのこと、全然考えてなかったなあ。

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