2012年4月2日月曜日

4月2日

◎今日のテキスト

 春は名のみの 風の寒さや
 谷の鶯 歌は思えど
 時にあらずと 声も立てず
 時にあらずと 声も立てず

 氷解け去り 葦は角《つの》ぐむ
 さては時ぞと 思うあやにく
 今日もきのうも 雪の空
 今日もきのうも 雪の空

 春と聞かねば 知らでありしを
 聞けば急《せ》かるる
 胸の思《おもい》を
 いかにせよとの この頃か
 いかにせよとの この頃か

 ——吉丸一昌「早春賦」

◎音読療法のいいところ

 音読療法(ボイスセラピー)はいつでもどこでも、なにも道具を使わずに、自分の呼吸と声だけを使ってやれるという利点がある。場合によっては声すら使わず、呼吸だけでもある程度は効果をあげられる。
 音読療法は、それを使ってだれかを癒してあげられる、という以上に、まずは自分自身の心身の調子を整えることに使うことができる。セラピストが調子が悪ければクライアントを癒すどころではない、という事実がある。

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