大脳が発達し、社会的に教育されて育った人間は、なにかしていても心ここにあらずでほかのことをかんがえうていたり、自分のありようにまったく注意が向いていなかったりすることがほとんどです。
いまこの瞬間、ここでこれをしているのに、こころはここになく、おこなっていることもうわのそら、ただ手癖や訓練で獲得した手順にしたがってなぞっているだけ、ということが多いのです。
マインドフルの練習(77)
いつもやりなれたことを、あえて「まるで初めておこなうこと」みたいな気持ちで取りくんでみましょう。
たとえば、靴をはく、という動作。
あなたは靴を右からはくでしょうか、左からはくでしょうか。
まずそこのところからはじめて、靴に足をすべりこませる手順、感触を確認しながら、靴に足をなじませ、立ちあがって歩きはじめるまでを、まるで初めてやることのように新鮮に感じながらやってみてください。
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