2014年3月22日土曜日

マインドフルな3月22日

時間軸の混同は、人間が記憶や想像力を持ってしまったことによるもっともやっかいな現象です。
自分がおこなったことが「結果的に」なにかをもたらし、人を喜ばせたり怒らせたり悲しませたり、あるいは批判や攻撃を受けたりします。
そういう経験が記憶にしみついてしまい、人を喜ばせるために自分の行動を決めたり、批判や攻撃を受けないように行動に制限をかけたりします。
そのようにしておこなわれたことは、その人の最高のパフォーマンスにはなりえません。
時間は逆にすすまないのだ、という事実をよく見きわめなければなりません。

マインドフルの練習(82)
樹を見るように自分の身体を観察するとき、最初は大きな動きにしか気づけないでしょう。
樹が風に揺れたり、雨に打たれたりして見せる動きは、だれにでも気づきやすいものです。
自分の身体もおなじです。
しかし、繊細に身体を観察する習慣を身につけると、樹の葉の一枚一枚のようすや、枝ぶりや、芽吹きや、幹の感触など、微細な変化に気づけるようになるでしょう。
自分の身体の動きだけでなく、そこにある感触・感じにも注目して、じっくりと観察してみましょう。

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