2013年1月20日日曜日

1月20日


◎今日のテキスト

 暖くなりしためか、静養の結果か、営養の補給十分なりしためか、痩せゐることは変りなきも、この数日総体に体力のやや恢復せるを覚ゆ。室内の歩行に杖を用ひず、階上への上り下りにも、さまで脚のだるきを感ぜず。別冊「歌日記」、余白なくなりたるを機会に、今日より新たなる冊子に詩歌を書きゆき、題名も新たに「枕上浮雲」となす

 葉がくれの青梅ひびに目立ちつつやまひおこたるきざし見えそむ
 人の書きし米国地理を見てあれば行きて住みたき心地こそすれ
 尋《と》めゆきて死所と定めむ天竜の峡《かひ》ちかき村清水湧くところ(原君、飯田市より二三里を距てたる山本村の清水に疎開し来れと誘はるるにより、かかる夢あり)

 ――河上肇『枕上浮雲』

◎続・下痢止め薬

 そういえば昨日・今日とセンター試験だった。下痢止め薬は受験生が使うらしい。気になったので、副作用などがないものかちょっと調べてみた。
 最近は「必要があって下痢が発生するので、むやみに下痢を止めてはいけない」という考え方も一般的になってきたが、過敏性腸症候群、消化不良、冷えや生理による下痢は、下痢止めを使ってもいいという医者はいるようだ。
 下痢止めの主成分は、クレオソート、塩酸ロペラミド、タンニン酸ベルべリンなど。これらは化学物質(薬物)なので、もちろん副作用がないわけではない。主たる副作用には便秘があり、お年寄りは閉塞性腸炎の危険性もある。これは敗血症に至れば命にも関わることになる。という情報を友人の医師からもらった。

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