2013年1月14日月曜日

1月14日


◎今日のテキスト

 故郷の冬空にもどつて来た

 雨の中泥手を洗ふ

 山畑麦が青くなる一本松

 窓まで這つて来た顔出して青草

 渚白い足出し

 貧乏して植木鉢並べて居る

 ――尾崎放哉「選句集」より

◎緊張したときには(二)

 なにかをやろうとするとき、「失敗したらどうしよう」「人からどういわれるだろうか」「けなされたらいやだなあ」といったふうに、評価基準を自分の外に置きはじめるのは、学校教育によってであり、大人になるとそういう基準でしかものごとをやれなくなる。
 外部評価を気にするあまり、のびのびとやれなくなり、緊張し、結果的に普段やれていることができなくなってしまう。外部評価ではなく、自分がなにをやりたいのか、どんなことにわくわくと楽しみを感じるのか、内側にある熱いものにしっかりと目を向け、つながることで、自然に緊張はとけ、いきいきといろいろなことができるようになる。
 なにかやろうとしたとき、自分がどんなことをどんなふうにやりたいのか、自分自身にもはっきりとわかるように書きだしてみるといい。

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