◎今日のテキスト
故郷の冬空にもどつて来た
雨の中泥手を洗ふ
山畑麦が青くなる一本松
窓まで這つて来た顔出して青草
渚白い足出し
貧乏して植木鉢並べて居る
――尾崎放哉「選句集」より
◎緊張したときには(二)
なにかをやろうとするとき、「失敗したらどうしよう」「人からどういわれるだろうか」「けなされたらいやだなあ」といったふうに、評価基準を自分の外に置きはじめるのは、学校教育によってであり、大人になるとそういう基準でしかものごとをやれなくなる。
外部評価を気にするあまり、のびのびとやれなくなり、緊張し、結果的に普段やれていることができなくなってしまう。外部評価ではなく、自分がなにをやりたいのか、どんなことにわくわくと楽しみを感じるのか、内側にある熱いものにしっかりと目を向け、つながることで、自然に緊張はとけ、いきいきといろいろなことができるようになる。
なにかやろうとしたとき、自分がどんなことをどんなふうにやりたいのか、自分自身にもはっきりとわかるように書きだしてみるといい。
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