2014年6月12日木曜日

マインドフルな6月12日

親しい間柄の人――家族や友人――に愚痴をこぼしてばかりいる人がいます。
たとえば親から「膝が痛い」だの「医者が信用できない」だの「最近疲れてなにもできない」といった愚痴をこぼされます。
たとえば友人から「仕事がきつくて自分のことに時間が取れない」とか「人間関係に疲れた」といった愚痴をこぼされます。
そういう話を聞くと、私たちはすぐ、どうにかしてあげたくなってアドバイスをしたり、なにか手助けできることはないかとあわてたりするんですが、彼らはそういうことをあなたに求めているわけではありません。
ただ共感してもらいたい、あなたに自分の状況を理解してもらいたいだけなのです。

マインドフルの練習(167)
雨が降っているときに、雨の音に耳をすましてみます。
雨が降りだすとなんとなく漠然と雨の音を「全体的」に聞いてしまうんですが、よく聞いてみると雨の音というのはさまざまな音が混じっています。
屋根の上で水がはねる音、雨樋を流れる水の音、植物の葉にあたる音、道路に落ちる音、走る車にあたる音、車のタイヤが水をはねあげる音、人が濡れた路面を歩く音、さまざまな音がします。
どれだけいろいろな音に気づくことができるか、しばらく耳をすましてみましょう。

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